制御機器のバッテリーについて
ユーザー様各位
このたびの東日本大震災の影響により、関東地方では計画停電が実施されておりますが、機械設備の電源を常時入りにしておられたお客様から、ここ数日の間にシーケンサ、およびサーボアンプの電池切れの問い合わせが何件かありましたので対処方法についてご連絡いたします。
シーケンサの電池低下は設備側に警報がありますので警報発生時は電源入の状態で速やかに電池交換を行ってください。
電池切れになった場合はプログラムメモリがクリアされるものもありますのでご注意願います。
(※電池が即入手出来ない状況にもありますのでデータのバックアップをお勧めします。)
サーボアンプにおいては制御盤内を確認しないと電池低下に気づかず、サーボ現在値の消失による不具合(サーボエラー)により気づく事例が数件ありました。
弊社のサーボ制御はアブソリュード方式(絶対値記憶)を採用しており、サーボ原点復帰はデータセット式になっていますので電池切れが発生した場合は復電のたびに「零点セット」という操作が必要になってきます。
サーボアンプに「92」「9F」などが表示されている場合は、電池交換を行っていただく必要があります。また「25」と表示されている場合は絶対値が失われていますので零点セットを行っていただく必要があります。
なお、バッテリーの在庫数も残り少なくなってきています。現在、購入手配をかけた場合は入荷が5月連休明けとのメーカー回答が出ている状況です。
計画停電による復電を繰り返すような状況では電池切れが発生した場合、上記操作が余儀なくされます。操作内容についてのお問い合わせは随時承りますのでご連絡願います。