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愛媛新聞に弊社の記事が掲載されました

2011年12月13日発行の愛媛新聞に弊社の記事が掲載されています。
記事の一部をご紹介いたします。

四国の技 -ものづくりの現場から-
24時間高速稼働に対応

◇機械設計・製造を手掛ける大和エンジニアリング(松前町)。世界最高速を誇る段ボール箱の組み立て機や壊れやすい製品にも対応した箱詰め機など、さまざまな梱包関連機器を世に送り出している。
◇同社の中矢富夫社長(60)は20代のころ、県内メーカーでミカン用段ボール箱の組み立て機器設計に携わっていた。1982年に独立し、大和設計株式会社を設立。1990年に製造会社の大和エンジニアリング株式会社を立ち上げた。「青果物、食品加工品、医薬品から電化製品に至るまで、あらゆる業種に運搬用の段ボール箱は必要。需要は十分にあり、その分野を極めたいと思った。」と振り返る。
主力製品は平積みされた段ボールの組み立て、のり付けを行う製函(せいかん)機。同社の機械は1分間に60箱の組み立てが可能で、国内他社製品の約2倍の処理速度を誇る。さらに高速での24時間稼働にも対応できるよう、摩耗に強い樹脂や軽量で負荷の小さい金属などを使用。中矢社長は「段ボールに関わって40年。工夫を重ねてきた結果」と胸を張る。
◇同社によると、納入先の大手飲料メーカーでは1分間に数百本の製品が作られる。箱詰め作業にも早さが不可欠になるが、製函スピードが評価され、国内主要飲料メーカーの大半が同社の高速製函機を導入している。また製品の形状に合わせた製函機や箱詰め機の設計開発にも取り組んでおり、独自のデザインの箱詰めを行う大手通販会社などでも評価を得ている。
◇課題は技術の高度化と継承。商品の製造ラインは高速化が進んでおり、箱の組み立てもスピードアップが求められるため、高性能のサーボモータ導入などで製函機は改良を続けている。若手技術者へのノウハウ伝授にも積極的に取り組む。中矢社長の長男で技術部長の真吾さん(35)も勉強中の一人で「これまで培われてきた技術を基に、さらに扱いやすい機械を作りたい」と意気込む。
◇今後は海外への販路拡大も視野に入れる。欧州ではシュリンクフイルム包装などの簡易包装が多いが、真吾さんは「スナック菓子など壊れやすい商品の運搬には段ボール箱が必要で、ニーズは十分にある」と指摘。中矢社長は「段ボール市場には無限の可能性がある。ものづくり企業として、世界に挑戦していきたい」と夢を語った。
【愛媛新聞記事】

取材していただいた 愛媛新聞社様、このたびはありがとうございました。
社員一同、更なる技術向上、また技術伝承に努めてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

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